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だれかへの手紙

letter to you

『舞台 刀剣乱舞』刀剣男士、乱れ舞う

舞台

@シアター1010

5/4 17:00

2016年現時点の2.5次元作品で最もプラチナチケットと思われる公演。友達の友達がチケットを当ててくれて観劇できた。頭が上がらない。

原作の人気や錚々たるキャストスタッフに見合わない東京会場のシアター1010、701席。どうしてこれだけのキャストを集めておいてこんなに少ない座席数なのか…なぜ会場をがんばれなかったのか…と恨み半分で言い続けていた。
あとプレミアム特典が缶ミラーなのも反応に困った。使う場面がない。

それ以外はどこから褒めたらいいのかわからない。

  • 会場内にずっと音楽が流れている。舞台は二段に別れていて、上段の障子に各キャラクタービジュアルが順に表示される映像が映し出されている。
    • 曲が止まったわけでも音量が変わったわけでも全然印象の違う曲になったわけでもないのに、17時を過ぎたあるタイミングで一斉に客席が静まり返った。こんな体験は初めて。「開演の気配を察知」
  • オレンジ色の照明がゆっくり強くなり、客席に向けられて消える。後方扉からアンサンブルの兵士が入ってくる。いきなり本能寺が燃えてる(刀剣たちの記憶としての本能寺の変
  • お話も構成もおもしろかった。「近侍を命じられた山姥切の話」「織田組の話」「新米の不動の話」がうまく絡み合っている。おやつ食べたり紅白戦したり、本番の戦闘以外の場面もあって、末満本丸の様子を日常を含めて覗き見させてもらった気分。
  • 日替わりコント「三日月のリクエストで光忠が作ったおやつ」、この日はおはぎ→どら焼き。
    • 三日月「手袋をしているから食べられない」鶴丸「長谷部にあーん(つまんで食べさせる)」
    • おはぎを口に含んだ長谷部がむせて「ちょっと待っ…ぶはっ」と盛大に吹き出して大変なことになっていた。セットが黒いから、きなこのような何かが飛んだのがよく見えた。まんがみたいだった。
    • みんなぷるぷる震えてたし和田くんも一生懸命もごもご口動かしてた。俯きがちになって笑いをこらえてるいち兄…
    • 何か言おうとしてもごもごする長谷部に山姥切「何だ、まだおはぎが食べたいのか」うまい。
    • 終演後に会場で日替わりおやつ売ったら売れると思うよ。「光忠のおはぎ」「光忠のどら焼き」お土産に買って帰らざるを得ない。
  • 内番の馬当番で馬が茶色の全身タイツに馬マスク被ってるのずるいでしょ。雑すぎて笑うしかないしそれを長谷部がくそ真面目に世話するのも最適な配役でやっぱりずるい。
  • 殺陣が本当に本当にすばらしくて目が幸せだった。刀剣ひとりvsアンサンブル数名、の殺陣を順番に繰り広げていってくれたので、見るべきところに迷わない。動きもそれぞれのキャラクターらしさが表れていてひたすら感心した。いわゆる日本刀として想像する長さの刀の振る舞いの華やかさはもちろん、脇差・短刀は俊敏な動きがかっこいい。足技も最高。
  • 戦闘時の偵察を鯰尾と小夜がやっているのがかわいかった。
    • 偵察も含めて、ゲームの要素やせりふをうまく取り入れてくれているから、この舞台はあの世界(のうちの本丸のひとつ)なのだと思える。
  • 三日月、さすがの拡樹…喋り方が鳥海そのまんまだし声音も似せてた。呑気なおじいちゃんで、戦闘力があって、山姥切をふわふわした態度で見守る度量があって、最後に意味深なこと(自分がいなくなっても大丈夫)を言って去る。ストーリーのメインではないけど出張すぎると存在感が強くなりすぎるからちょうどよかったのかも。
  • 山姥切、近侍を任されて苦悩しながら頑張る子。応援したくなる。被っている布が絵のまんまで、どういう技術であの形を保ちながらひらひらと動きを見せているのだろうか…すごい。
  • 江雪、いい意味でてるまっぽくなかった。あの衣装だから身体の細さは見えない。長い髪も袈裟も動きづらそうで、キャラクターもあって普段の動きはあまり大きくないのだけど、戦闘では体全体を使って刀を振るっていた印象。
    • 左文字三兄弟の場面では長兄なんだなーというのが伝わってくる。繊細なお兄ちゃん。
    • お小夜って…!
  • 宗三、強い。すっごい強い。思ったより出番が多いしがっつりメイン。
    • 傾国三文字の傾国パンチが長谷部を襲う!
    • 中の人のことを考えると色気があるのは予定調和で、そこに物理的な強さもあって最高だった。腕むきむき。江雪や小夜のこと兄弟として大切に思っているのも伝わる。
    • 敵のアンサンブルに織田組が順に攻撃する時、最後に宗三が斬りかかるんだけど、角度的に殴ったようにも見えてひたすら強そうだった。
    • 強い動きに合わせてたまにおみ足が覗く姿はまさに極妻。
  • 小夜、かわいい! 表情はあまり変化しないけどかわいさ伝わる…手合わせで「誰を殺せばいい?」とか、「そのどら焼きで誰に復讐するの?」とか、物騒さの加減もいい。内面が小さい子供。
    • 江雪庇ったところで愛しさ天元突破せざるを得ない。
    • お小夜以外にも小夜坊(薬研)とか小夜助(鶴丸)とか呼ばれていてみんなにかわいがられてるのがわかる。
    • お膝抱えてる写真かわいすぎない?
  • 一期、全身からロイヤルが溢れ出ている。写真で見るよりずっと一期。動きがゆったりとして余裕が見え、戦闘時は無駄な動作をせず一撃で仕留める。肩の布が小さくひらひらするのがきれい。
    • 弟たち(今回は薬研と鯰尾)にお兄ちゃんしててかわいかった。
  • 鯰尾、まんま鯰尾だった。杉江くんかわいい。笑顔かわいいのに底知れなくて怖さもある。脇差の扱い格好よかった! 新作が作られることがあったらもっと出番が増えるといいなぁ。
  • 薬研、北村くんそんなに小さい印象はないのでどうなるんだろうと思ってたらちゃんと小さかった。本人の細さや衣装や振る舞いもあると思うけど、ちゃんと短刀だった。真剣必殺した時にあばらが浮きまくってて心底余計なお世話だろうけど心配になった…でも腹筋はある、かっこいい。
    • 内番の時に「白衣に眼鏡って」って突っ込まれてたの笑った。
    • 宗三のこと俺っちはわかってるって顔してた。
  • 光忠、もともと好きなデザインのキャラがあのスタイルで顕現されると逆らえないんだって痛感した…全員が並んだ時に縦の長さが左の薬研とは頭一個分違うし、右の江雪とも頭半分違うし(てるまが小さく見えるなんて!)、腰の位置が高いし脚が長いし腰細いしで眼福の極みだった。振る舞いもかっこつけてるのがわかって、あ〜〜光忠だ…って思う。
    • そんな予定じゃなかったのに終演後ふらふらしながら光忠のブロマイド買った…でも目の前で動いてる方が1000000倍かっこよくきまってたから当日券ご用意されたい…(ロッピーの当日券システム、会場行かなくて済むのは助かるけど発券が瞬殺で無理…当券チャレンジに参加すらできていない)
  • 鶴丸、美しくて愛嬌があって格好よくてそのバランスがすばらしかった。刀剣の中では人間っぽさのあるキャラクター設定のはずなのに、この世のものではない印象がずっと続く。
    • 戦闘時の喋り方がドスきいてて血の気が多そうでありがとう染谷くん…
  • 長谷部、ビジュアルが出た時から思ってたけど若い。中間管理職になりたてって感じ。主命が大事で信長にも情が残っていて、主義としては厳格だけど若さや甘さが見え隠れするのが愛おしい。人間っぽいなあって思う。
  • 不動、私の本丸にはいないので、どんな子なのかよく知らなかったのだけど、不動のことを好きになる舞台だった。蘭丸や光秀と相対する時の人間っぽさ・感情のある素直な姿が印象的。
    • 客席降りの時、自分のいた5列の真横に突然現れたのでびっくりした。にこにこしながら「おかわり!」って甘酒の瓶掲げてた。
  • 蘭丸も光秀もあの世界に馴染んでた。蘭丸かわいい。でらさん光秀ものすごくお似合いで、あまり見せ場がないのが残念。もっと見たかった。
  • アンサンブル、衣装が衣装なので顔がほとんど見えなくて個人を識別できなかったのだけど、四人一斉にバク転したりして迫力がすごい。
  • カーテンコール、何か大きな影が見えたと思ったら、各刀の名前を筆で書いた白い傘だった。傘を正面に向けてくるくる回し、頭上へ掲げ、閉じて持ち…と最後まで過不足なく華やかで、贅沢な演出をおなかいっぱい堪能した。
    • カテコ掃けの最後は下手三日月・上手山姥切がお辞儀して去るのだけど、頭を上げる時に山姥切がにやっと笑って白いマントをばさっと大きく翻すのがかわいかった。山姥切ずっとかわいかった…胃薬あげたい…
    • テルジの新曲も最高! ありがとう! 早く配信してください!
  • パンフレットが豪華。写真も文も見応えがあって嬉しい。個人的にキャストや演出だけでなく音楽担当のコメントも入れてくれていたのが嬉しかった。ありがとうテルジ…
  • ビジュアルもお話も演出も殺陣も小ネタも、「これが彼らの魅力!」っていう姿を存分に見せつけてくれた気持ちで、格好よさを浴びまくれて幸せ。マベ審神者と趣味が合うから一分一秒どこを見ても目が潤う。すっごく満足度の高い舞台だった。観れてよかった…!

再演や続編をとてもとても観たいけれど、その時チケットが取れなかったらと思うと生き霊になりそうなので、次回はぜひとももっと大きな会場を用意していただけたらと切望する。マーベラスさん(超歌劇幕末Rock新作ありがとうございます!!!)よろしくお願いします。