だれかへの手紙

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神奈川→滋賀ツーリング2日目

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2日目 沼津〜御前崎 121.62km

今回のツーリングの中で一番長い距離を走った日。正直一人旅だったらこの日の午前中でDNFになっていたと思う。

朝、出発してひたすら海沿いの道を進む。松や防波堤があったので常に海が見えていたわけではないけれど、磯の香りが海際にいることを教えてくれた。


沼川橋。海!



396号線、東海道。富士川橋を通って富士川を渡る。

由比を過ぎてから、薩堆山を通る予定だった(のが怖かった登坂苦手)けれど、太平洋岸自転車道を通れば静清バイパスと並走できることがわかったのでそちらを進む。自転車道は道幅が細かったり広かったり、砂が広がっていたり完全なコンクリートだったりとわりと気まぐれ。でも当然ながら車は通らず、歩行者もたまにいるくらい、信号もなかったのでほとんど止まらずに走れた。
父親と息子らしき二人組みのローディーさんと抜きつ抜かれつしながら走った。小学校低学年とおぼしき子が私たちと同じくらいの速さで走っているのを見て、自分が遅いのを身長のせいにするのは醜いことだな、と反省。


興津の手前で駿河湾をぱちり。ご覧の通りに天気がよくて、つまり暑くて、この近くにあった健康ランドがとても魅力的に見えた。暑かった。


柚木駅で静鉄清水線に遭遇。


正午過ぎ、静岡駅を通過。静岡おでんを食べたかったのだけれどこの時間に開いているお店はなさそうで、断念して先へ進んだ。

平坦かつまっすぐな道ばかりだったこの日のルートで唯一の山越え、用宗街道。海の上に突き出したカーブの道路からのトンネル登坂は興奮した。トンネルを抜けてもうねうねと狭い道路を高度106mまで登り続け、登りきったと思ったら同じぶんだけ下る。下りも道はうねっているしそこそこ急な坂だし車も多いしで、ブレーキをかけ続けるか死ぬかの二択状態で手と肩が痛くなった。


走るのは大変だったけど、景色が最高にすばらしかった。左へ転倒したらおしまいだと思いつつも空と海が本当にきれいで横目で何度もちらちら見ながら走った。

ここを越えてからはほとんど平坦。あとはまっすぐ進むだけ、と思いながら走るも、走っても走っても灯台へ辿り着かなくて、静岡広いなあと。


水門を通り過ぎたり。
この先でまた太平洋岸自転車道が現れたので(この自転車道気まぐれにもほどがある)自動車道路の交通量は少なかったけれど自転車道を通ってみた。


御前崎マリンパーク。


そんなこんなで御前崎灯台に到着。曇ってしまったのが残念。


静岡県最南端の岬だよ。自転車で来たよ。


灯台から、自分が走ってきた道を見下ろしたところ。

昼間は暑かったけれど、灯台に着いたのは18時過ぎで、雲が出てきたのと陽が沈んだのと海風とで肌寒かった。
ウインドブレーカーを着てホテルまで走り、御前崎で一泊。
温泉のあるホテルだったので存分に浸かってきた。癒される…お風呂、だいじ。

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