自転車博物館サイクルセンターへ行った。自転車の博物館と聞いて行かない道理がなく、なにがあるのか全然知らないまま突撃。
自転車の部品メーカーとして名高いシマノの本社が堺にあるとこのとき知った。道理で受付のおじちゃんがシマノのポロシャツとキャップを着用していたわけだ。
展示があるのは三階分で、特に広いわけでもないけれど、見ごたえは十分だった。展示物に触れなければ、写真撮影はOKとのことで、遠慮なくたくさん撮らせていただいた。
入り口を通ってまず目に入るのが自転車の元祖・ドライジーネ。クランクやペダルはなく、座った状態で足で地面を蹴って進む。それでも30km/h以上出たらしくて驚愕。
自転車の歴史をたどった映像もここで観ることができる。
1936年に皇太子殿下に献上した自転車も堺で作られたものらしい。
ボーンシェーカー。木でできた車輪で石畳を走ると背骨へがたがたと振動が響くことからこの名前になったとのこと(映像情報)
このフロアは手前がクラシック自転車、奥がロードレーサーなど現代の自転車という並びになっていた。奥の壁が、青空の絵なのが素敵。
5人乗りの自転車。おもしろ自転車かと思いきや競技用だというのだから昔の人すごい。
「スピード世界記録車(154.5km/h)」って書いて目を剥いた。チェーンリングがお洒落。
乗っていて快適なのかどうか疑わしいけれど見た目はおもしろい自転車。
北京五輪で別府選手が乗った自転車も。ナンバーやサイコンはともかくボトルはさすがに実物ではないのかな、どうかな。
入り口からここまでが2階の展示で、1階に降りようと階段へ行ったらサドルが浮いていた。
余談だが来館者は社会化見学に来ていた小学校低学年のご一行と私だけで、私すごく不審者だったのではないだろうかと。
浮いていたサドルの正体は一輪車。頭がおかしい。
近くにいた小学生も云っていたけど、これ、走るのもさることながら、乗り降りはどうするんだ? 乗っている写真はあったけど乗り降りしているところも見たい。
1階にはこれでもかといわんばかりに自転車がずらり。奥の方に置かれている自転車は、細かいところを見るなんてことは到底できないわけで、もっと近くで見てみたかった。この倍以上の広さが必要になりそうだけど。
休日はクラシック自転車(レプリカ)の試乗会があるらしく、行ったのが平日だったことが悔やまれる。輪行展をやっていた期間だったこともあり、オリジナル輪行袋を作る教室が開かれる日もあった模様。
小学生の課外授業として認識されている場所らしいけれど、自転車が好きなら大人が行っても十分すぎるほど楽しめる。このときは一人だったので、今度は誰か自転車が好きな人と一緒に行ってはしゃぎたい。