だれかへの手紙

全部ひとりごと

鳥取・岩美『Free!』聖地巡礼その1 岩美駅、大岩駅、網代

7月から9月まで放送されたTVアニメ『Free!』に見事に撃ち抜かれ、作中に出てくる岩鳶町のモデルとなった鳥取県岩美町へ聖地巡礼に行った。
本当は8月にでも行きたかったのだけど、何度も気軽に行ける距離ではないので、最終回が放送されて聖地が出揃ってから、ということで10月に決行。1泊2日の旅へ。

羽田・鳥取間の飛行機は1日4便。まだ暗いうちに家を出、朝焼けを見ながら空港へ向かい朝一の便に搭乗した。
DSC02861


鳥取空港

1時間強のフライトで、あっという間に鳥取空港に到着。
外へ出ると、いきなり砂でできた鳥取県のゆるキャラ・トリピーが。
DSC02863
鑑賞もそこそこに、出口にいたバスに乗り込む。

鳥取空港から鳥取駅へバスで移動。約20分、450円。
やたらローソンが目についた。あとニトリ。
DSC02866

鳥取駅

商店街など通りつつ、鳥取駅に到着!
7話で遙と真琴が出てきた場所、そのまんま。本当に聖地に来たんだと一気に実感してテンションが振り切れる。
DSC02868

上の写真のちょうど反対側が、渚と怜が待っていた看板の前。
DSC02869

己の低身長のせいか、ぴったりの角度で撮れなかったのだけど、四人を俯瞰して地面が映るカットも作中にあった。
DSC02871

キハ126

一通り撮影し、岩美へ移動するため、土日祝日のみ運行しているという山陰海岸ジオライナー号に乗り込む(『※2人以上の旅行などに対し、列車運賃を半額助成する制度があります。』これは知らなかった)
実はタッチの差で間に合わず扉が閉まってしまったのだけど、ホームにいた駅員さんが気づいて開けてくれた。助かりました、ありがとうございました。

のどか。
DSC02880
車内できゃいきゃいはしゃいでいたら、車掌さんに「田後(たじり)かどっかに行かれるんですか?」と訊かれる。ばればれである。やはり巡礼者は多いようで。レンタサイクルを借りると便利ですよ、と教えていただいた。はい、予約してきました!

乗ったのはキハ126系。
DSC02884

怜が吊り革を掴んで、『フィジカルトレーニング』を読んでいたのは、扉の目の前。
DSC02886

この整理券発券機も描かれていた。
DSC02887
2両編成のうち、1両はご覧の通り無人状態。

扉の開閉は手動で行う。
DSC02890

岩美駅、岩美町観光会館

20分ほどで岩美駅に到着(ジオライナーは福部駅・大岩駅に停まらないため、山陰本線より少しだけ早く着く)
降りればそこは岩鳶駅。
DSC02900
わたし「うわあああああ(言葉にならない)」

渚が足をぶらぶらさせながら怜を待ち伏せしていた、待合室のベンチ。
DSC02903
おじいさんおばあさんが談笑していた。

そんなことは露知らず、帰路のホームに降りてくる怜。
DSC02911

「僕は美しいスポーツにしか興味ありませんので」「陸上?」「ええ」
DSC02914

さんざんホームを堪能して、ようやく改札を出る。切符は記念にいただいた。
駅舎、まごうことなき岩鳶駅。
DSC02919
ただし駅名の看板は光らない。

駅の向かいにれすとはうすロマン。9話に登場した時はマロンになっていた。
DSC02917

駅舎向かって右手に、岩美町観光会館がある。
DSC02920
大きな荷物をコインロッカーへ+限定ポストカード購入+予約してあったレンタサイクルを引き取るために立ち寄り。浦富海岸で宿をとっていたのでレンタサイクルは1泊で借りた。(レンタル500円+保証金500円)×2日=2000円。自転車返却時に保証金1000円を返してもらえる。レンタカーを借りたりタクシーで巡ったりすることに比べるとお手頃価格でありがたい。
この日に浦富(うらどめ)海岸島めぐり遊覧船に乗る予定でいたのだけれど、海が荒れていて本日欠航とのことを知る。天候はどうしようもないと諦めつつ、ものすごく残念。翌日は穏やかになりますように。
写真の通り雲が厚く、小雨が降ったり止んだりする中を、観光協会の方に見送られながら出発。

浦富海岸や田後港へ行く場合は北へ進むことになるけれど、今回はまず大岩駅や網代(あじろ)港へ向かうことに決めていたので西を目指す。

踏切

と、ちょうど電車が。
DSC02924

10話、中1の遙と凛が偶然再会した踏切。
DSC02928

踏切真横のカットを撮るのは危ないので斜めから。
DSC02929
この道は車通りが多かった。歩道も狭い。

踏切を超えたら道なりに西へずうっと進む。この道は線路の南側で、どこかで線路を超えて北側へ移動しなければならないのだけど、気づいたら大岩駅を通り越していた。
小さな踏切を見つけたので渡り、少しだけ逆走する。
DSC02933
この右手が線路。左手は見渡す限りの一面の田んぼ。

大岩駅

ほどなくして大岩駅に到着した。3話で怜が降り、高校まで走った駅。
DSC02938
駅舎のモデルはまた別、隼駅だそう。というか大岩駅には駅舎らしきものは見当たらなかった…ホームと屋根があるだけ。駅名が書かれていなかったら確実に見逃してた。

田んぼに鷺がいた。白いのと、灰色のと。
DSC02947

怜が走ったルートをなぞるならここから東へ向かうけれど、今回はお目当てのお店があったので北へ直進。

トゥジュール

高速道路をくぐって辿り着いたのが、斜めの屋根がかわいらしいお店、トゥジュールさん。
DSC02949
おいしいパンとケーキのお店と聞いて訪問したのだけれど、この時はパンはなく、生ケーキと焼き菓子、コンフィチュールが並んでいた。
外観にぴったりの内装も撮らせていただいてくればよかった。高い天井と木製の棚、明るい店内に宝石のようなケーキたち。
この日はイートインをやっていなかったので、海を見ながら食べようとケーキをひとつ、それから道中のおやつ+お土産に焼き菓子をたくさん購入した。

岩美西小学校

お店を出たら更に北へ。途中から「遊覧船乗り場はこちら」な案内が出ているので、それに沿って進む。

9話、凛が岩鳶小学校へ向かったのを追いかけた怜が怜ちゃんデカをしていた角。
DSC02951
道路の反対側、保育園も一致する。
小学校自体はアニメで描かれたものとは位置も外観も異なっていた。プールらしき一角は覗き防止のためか、向こう側が見えない柵で囲まれている。

小学校のそば、遊覧船乗り場前に突如現れた看板が怖い。
DSC02953
本当に怖い。子供がこんなの見たら泣くんじゃ…

旧網代小学校

遊覧船乗り場付近からは海が見えないので、おやつのケーキを食べるため海を目指していたら、「避難場所 旧網代小学校」の看板を発見。
実は聖地巡礼にあたって事前に調べていたうち、モデルになったらしいけれどどこにあるのかわからなかったのがこの旧網代小学校。ここか! と急遽脇道に逸れた。

木造の家々に囲まれた細く緩い上り坂を進むと、
DSC02962

突き当たりに旧網代小学校が現れる。
DSC02961

10話、岩鳶小学校のグラウンドがここ。後ろにある斜めの道が一致する。
DSC02960

網代港

来た道を戻り、更に進むと海が見えた。
7話、隣町の漁港へ遊びに来た幼い真琴がおじいさんと会っていたのがこのあたり。
DSC02954
この写真を撮ったのは網代港で、モデルになったのは網代新港だった模様。そちらへは行かなかった…惜しい。

ぽつんとベンチを見つけたので、荒れ狂う海を見ながらケーキをいただいた。
DSC02963
クリームとチーズとレモン。おいしゅうございました。

あじろや

ケーキを食べたばかりだったけど、そろそろお昼時でもあったので、遊覧船乗り場へ引き返す。
乗り場内にあるあじろやさんでお昼ごはん。

イカスミカレーうどん。
DSC02969
黒い。すごく黒い。
カレーは辛すぎず、ほんのりイカスミのコクがある。唇と歯と舌が真っ黒になった。

乗り場にはいろいろなお土産も売っている。カモメのエサとしてかっぱえびせんも売っている。
外ではイカがすごい勢いで回っていて思わず凝視した。
DSC02973

網代隧道(ずいどう)

さっき行った網代港の方へ再び進み、郵便局を目印に細い道へ入ると辿り着く。
7話、凛が夢の中で子供の頃の父親を追いかけた場所。
DSC02978
こうして見ると本当に不思議な場所。こんな景色は見たことがない。
ちなみにこのくらいの時間から晴れてきて、青空が見えた。

トンネルを抜けて振り返ったらこんな感じ。
DSC02984
実際の構造としては反対側だけれど、右の電柱の黄色黒色のしましまは作中でトンネルへ入る際にも目についたので、遠景は前者、近景は後者とアレンジしたのかも。

網代地区を巡り切ったところで、いよいよ田後へ向かうことに。

その2 田後