だれかへの手紙

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『お結びcafe』銀座の裏道、福井産の食材でからだのよろこぶ和食を

和食を食べたいね、と言った。キルフェボンのタルトをふたつぺろりとたいらげた後、満腹だけどしょっぱいものを食べたかった。

キルフェボンのメルヘンでカントリーな店内にいても、近くの和食のお店を探せる。そう、iPhoneならね(友人はAndroidだったけど)
見つけたのがお結びcafe。銀座中央通りの二本裏、ウエディングの打ち合わせをしている様子が見える木の暮らしの、二階にある。

カウンターもテーブルも椅子も木製。絨毯の床は足音をかき消して、小さな店内は数組の客の控えめな話し声と、店員さんが働く音しか聞こえない。
席に着くと、焙じ茶を出してくれた。大きな急須も置いてくれたので好きなタイミングで好きなだけ飲める。

メニューを見て悩みに悩んで、若狭牛の煮込みハンバーグを注文。

小ぶりのハンバーグがふたつと、きのこやコーンたっぷりのソース。肉汁が詰まっていておいしいけど重たすぎないのが嬉しい。

ハンバーグには、セットでめかぶのお吸物と、ぬか漬けと、キャベツとベーコンと卵のサラダと、塩むすびふたつがついてくる。

この塩むすびがたまらなくおいしい。釜で炊いているらしく、白米のほうは中におこげが混じっていた。白米と玄米の味や食感の違いを楽しめる。味つけは最低限なので、そのままでもおいしいけどテーブル備えつけの越前塩をつけてみたり。
お吸物もおいしかった。めかぶってこんなに豊かな磯の風味があるのか。

食材数多くておいしくて、これで1050円だというから驚く。鯖の炊き込みご飯だとか塩こうじ唐揚げだとかソースかつ丼だとか十割蕎麦だとか、4〜10名向けのコース(飲み放題つき・〆はお蕎麦)だとか、おいしそうなメニューが他にもたくさんあった。絶対また行く。
今回は頼まなかったけど、アルコールメニュー(日本酒焼酎梅酒ワイン)も福井の地酒が用意されていて、利き酒セットもあったので、飲んべえさんにもよさそう。

メニュー(↑2枚目の写真、左奥に立ててある木の表紙のボード)がかわいらしくて楽しくてずっと眺めていた。


ふたりで行って一緒に炊きたてのごはんをむすんで食べながらお喋りしたい。