だれかへの手紙

全部ひとりごと

『梅佳代展』ホワットアワンダフルワールド

東京オペラシティアートギャラリー

作品のプリントされていないチケットと、不思議なレイアウトの鑑賞ガイド。

梅佳代のことはほぼ日で知った。それまでは、写真家というとまるで肉眼で見たかのような光景を完璧な作品として四角い枠に収める人、のイメージがあったのだけど、そうじゃないんだと知れた。自分が見たものを写真にすることで他人へ伝える技術を持っている人が写真家なのだと思った。
梅佳代の見ている光景を、写真を通して見ることができて最高に楽しい。

展示の順路はこんな感じ。

写真集を覗いたことはあったから、知っている写真もちらほら。でも、両手で持てる写真集を眺めるのと、ギャラリーの天井までいっぱいに引き伸ばされた写真を見るのは全く違う体験で、最初から最後まで刺激されっぱなし。
笑いすぎて涙が出たし、そうじゃない涙も出た。写真に写っている人たちが、男子小学生も、女子中学生も、おじさんも、おばあさんも、犬も、じいちゃんさまも、みんなみんなかわいくて涙が出た。

キャプションはほとんどないし、一目見ただけでがつんと受け止められる作品ばかりなので、見て回るのにそう時間はかからなかった。ゆっくり見ても30分くらい。
でも満足度は高い。満喫した、堪能したって迷いなく思えて、すごく楽しくて、にこにこしながら会場を出た。
にこにこしたい人は行くべき。女子中学生に清楚で潔癖な印象を持っている人、女子中学生がパンツやブラ被ってちんこ(仮)生やしてるのが好きな人は特に行くべき。