だれかへの手紙

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神奈川→滋賀ツーリング5日目

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5日目 長浜〜彦根 20.7km

最終日。のろのろと起き出して外を見ると予報通り雨。加えて風も強い。
ゆうべのうちにホテルの方が、野ざらし状態で置いていた私たちの自転車にビニールをかけ、紐で止めてくれていた。チェックアウトしたところを追いかけてきて「あまり意味なかったですねえ」って笑いながらビニールを外してくれて、確かに完全に守られたとは云い難かったけれど、それは風雨が強かったせいだし、サドルとハンドルが濡れていなかっただけでありがたいし、なによりそうしてくれていた心配りがとても嬉しかった。
レインポンチョを被り、最高に漕ぎづらい中出発。


まずは長浜は黒壁へ。

雨の黒壁。観光客も多かった。ロードバイクでなければもっとじっくり見て回りたかったところ。



ガラス館の中も見てみたい。


最初のびわいちチェックポイント、長浜港。
このあと、道の駅近江母の里もチェックポイントとして通過した。


琵琶湖はとにかくでかくて、湖だって知らなかったらこれ絶対海だと勘違いするわ。
地理の都合で時計回りに走っていたけれど、途中、反時計回り(=湖畔)に走るローディーさんのグループとすれ違う。彼らもびわいち認定証をゲットできただろうか。


クラブハリエ! 滋賀県内にたくさん店舗があるようだけれど、今回食事をしたのはクラブハリエ・ジュブリルタン。真っ白な建物がきれいで、晴れた日に来られなかったのが残念でならない。


お昼にトマトと近江牛のココットをいただく。パンは食べ放題で、スタッフさんがおかわりのかごを持ってくる度に違う種類のパンが載っているものだから、たくさん食べてしまうのは仕方がないじゃない。海苔の入ったパンがおいしかった、というか全部おいしかった。近江牛は口の中に入れた瞬間にとろけた。こんなに贅沢して今日死ぬんじゃないだろうかと思った。


ごはんを食べたらラストスパート、彦根港と彦根観光センターのチェックポイントをクリアして認定条件を満たす。たった20kmでびわいち認定証をもらってしまっていいのかかなり後ろめたいけれど、認定証欲しかったし、ちゃんと申請画面に進めたので、申請。
それにしても携帯電話のGPSを利用してチェックポイントを自動で認識して端末ごとにクリア状況を把握するなんて、ハイテクなスタンプラリーだ。


彦根城。中へは入らず。
ロードバイクは走り回るのには最適だけれど、観光して回るのには向いていないな。


やけにふてぶてしいひこにゃんがいた。


彦根駅から輪行で米原へ行き、新幹線に乗って帰る。
自転車で4日間かけて進んだ道のりを、座席に座っているだけで2時間で帰るというのはなかなか高度なプレイ。
関東も雨だったので、新横浜からタクシーを使った。

5日間で487.72kmの初ロングライド

もともと普段はそんなに長距離をがんがん走っているわけではなくて、このロングライドの直前に、これじゃまずいと100km超走ってみて、それも登坂は降りて押して、な体たらくの自分が怪我も事故もなく走りきれてよかった。しんどいと感じた場面は何度かあったけれど、知らない土地を初めて目にする景色に囲まれて走るのは刺激的だったし、日中ずっと自転車に乗っていられるのは最高にしあわせだった。真夏ではないから、暑さもなんとか耐えられる程度だったし。
次はいつどこへ行こうかと考えるだけでわくわくする。往復とも輪行にすれば、当然もっと遠くの土地へ行けるはずだし、行ったことのない土地がありすぎて。アースライドのイベントに参加しなくったって、自分でアースライドできるんだって知ることができた。
ああ、でも、自転車がああいう乗り物で、天候はどうあがいてもどうしようもないとわかってはいても、雨の日にはもう走りたくないなあ…
次の旅は全日晴れますように!(未定だけど!)