だれかへの手紙

全部ひとりごと

『超歌劇幕末Rock』まるでヒーローショー。ロックするぜよ!

天王洲銀河劇場
12/27 12:00(プレミアムチケット)
12/29 12:00(当日券)
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アニメが楽しすぎたのと、舞台上での脱衣(パージ)に興味があって速やかにチケットを確保。
観劇後、あまりにおもしろくて会場でDVD予約、退出時なのにキンブレ購入、我慢できずに最終日の当日券へ望みをかける事態に。カメラ席を解放してくれて(当選50席)無事二度目の観劇が叶った。

前提として、私は

  • ゲーム未プレイ(ストーリーを説明してもらったり、リズムゲームパートをちょっと触らせてもらった程度)
  • アニメ全話視聴済み(全部見てもあんなにわけのわからない作品はなかなかない)(褒めてる)
  • 11月の声優雷舞未参加(チケット取れず)

といったところ。ゲームをやっていないのは、音ゲーが苦手だからです。

以下ネタバレ覚え書き。

  • 初見が3列目のほぼセンターで非常に贅沢。明かりがついた瞬間、舞台上でバンドを組んでるみんながかっこよくて眩しい
  • 29日影ナレでペンライトの使い方を教えてくれる井伊「ペンライトのボタンをオンキリキリバサラウンバッタ」
  • ストーリーはアニメ準拠でおいしいところを拾いつつばっちりライブで魅せてくれる。贅沢
  • 龍馬の良知くんがきらきらしてて動きもきびきび、大きく動いてばしっと止まるから見ていて楽しい
  • もっくんシンディ似合う。着物がはだけて白いおみ足がちらちら覗いてセクシー
  • お登勢さん本物すぎて存在感が溢れ出ている。双子どころか三つ子の役をこなされていた
  • 決して広くはない銀河劇場の舞台をメインキャスト5人+アンサンブル8人が縦横無尽に動き回るからどのシーンも舞台の端まで賑やか
  • 最初から最後までつっかかるお約束な龍馬とシンディちょいちょい顔近すぎ。29日は龍馬が「顔が近すぎないか? わしが近づきすぎなのか?」と言うほど
  • アンサンブルがすごい。歌にあわせたダンス、町人、町娘、新撰組隊士としての殺陣、果ては慶喜の天歌による瘴気のようなモブ、それから藤堂平助、幼い頃の沖田といった名前のある脇役でも登場。それぞれ衣装も用意されていて丁寧
  • 29日ピースソウルとウルトラソウルの説明してるあたり、せりふとちったことに気づいてない良知くんと早口で救済を試みる矢田くんかわいい。矢田くんの頑張りに容赦なく割り込む中尾隆聖の音声
  • タカツラ劇場(先生とシンディの出会いをミュージカル調で説明する茶番)一瞬で終わるシーンなのに手の込んだ演出
  • 沖田総司がペガサスに乗って登場
  • ペンライト使っていいタイミングを教えてくれるヒジゾー「静まれ! 静まるんじゃない! お前たち、ペンライトをつけろ! そして振れ!」
  • パージ(アンサンブル二人がかりで上半身瞬間脱衣)
  • ハチノジディストーションがすごく好きなので舞台では使われなくて残念
  • 龍馬が大江戸ライブフェスティバルへ行くのにロケットを使う。ロケットがライブ会場に到着する時は、片手で持てる大きさのロケットと龍馬ぬいぐるみをモブがふよふよ漂わせるという演出
  • 踊る井伊直弼おもしろすぎ
  • ウルトラソウルズの歌に合わせて踊ってるのに間奏で「フン、ウルトラソウルズ…ふざけた名を」とか吐き捨てて歌再開したらまた俊敏に踊ってる井伊直弼おもしろすぎて愛しい
  • 最後瘴気まみれの城に乗り込む時、「決まってるじゃないですか、Rockするんですよ! 私のソウル全てをかけて!」と高らかに宣言してドラムスティックで物理で瘴気を殴る先生
  • 扇で隠しつつ、上様が龍馬にキスするシーンがあるサービスっぷり(それ要る!?)
  • キャストみんな歌が上手かったけど、最後の最後に歌声を披露したKimeru上様のラスボスっぷり、説得力。更に途中からは般若の半面をつけており真っ白な鬼のよう
  • アニメは謎の勢いに押されてポカンとしつつ笑いながら見てたけど、舞台ではなんと何度か泣いてしまった
  • 近藤が沖田の目を覚まさせる〜盗賊時代の沖田〜近藤が死ぬところで号泣
  • 仲間が一人一人と瘴気に呑まれていくところが妙にえっちでどきどきした
  • なんとラストの重要なシーンで観客に歌を求めてくる。本当に歌っちゃっていいのかと戸惑いつつ、観劇中に声を出してキャラクターと同じように振る舞えて嬉しい
  • ラストみんなが再集合するところ、シンディ「勝手に殺すな! メインステージはお前に譲ってやったが」先生「カーテンコールはもらいますよ」そーちん「僕より目立ったら許さないから」ヒジゾー「フン」←なぜかヒジゾーだけ笑いが起きる(わかる)
  • よくわからないんだけどいるだけでおもしろいヒジゾー(てるまかっこいいです)
  • カテコでウルトラソウルズ5人が揃いのTシャツ着てるの、まるでライブのアンコールのようで、ウルトラソウルズ実在した…
  • 29日カテコで良知くんがみんな! 愛してるぜよ! って言ったら隣で両手親指でハート作って頭の上にのせる矢田くん(くそかわ)
  • 本編では着ないのにパンフとブロマイドとポスターで黒スーツ着てるのあざとすぎ
  • プレミアム特典のクリスマス&ニューイヤーカードの写真あざとすぎ
  • センキュー吉谷光太郎

アニメで最大の魅力と思っているのが「歌の上手さで超展開を全てを押し切る姿勢」なので、舞台もそれを継承していてよかった。
龍馬が何度もロックじゃ! パッションじゃ! 一緒にロックしよう! と繰り返すけれど、ライブの幸福って会場にいる全員がその音楽を好きでいる一体感なので、ラストでウルトラソウルズもアンサンブルも観客も一緒になって歌をうたって慶喜を救うというのはとても実感を伴っていてすばらしい演出だった。「私の力であなたを救いたい」みたいな大袈裟なことじゃなくて「顔をあげて一緒に歌おうよ」っていう、それだけのささやかなことが人のこころのクッションになることは大いにある、と思う。
アカペラのラララで歌うメロディがロックかといえば微妙なところだけど、この作品においてロックは自由に奏でることができる、一緒に演奏することができるものの象徴だから気にしちゃいけない。

生で観ることができてよかった。ひとまずはDVDの発売とDVDイベントを楽しみにしてる。
どんな舞台なのかわからなかったのと、コミケ期間だだ被りだったのもあって友人たちを強引に連れてくる暇がなかったので、再演と続編(三次元ペリージュニア見たい)があるようにアンケートに書きつつ初詣でお願いしたい気持ち。