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だれかへの手紙

letter to you

『LOOPER』静かなタイムトラベルSF

JGLが主演、未来から送り込まれた人間を対象とした殺し屋という設定など、好きな要素があって日本公開が決まる前から気にしていた映画。
期待しすぎたというか、予告編を観て想像していたものとは違った、というのが率直な感想。おもしろかったよ。


激しいアクションと息もつかせない展開が待っているのかと思ったら、もっとずっと、ひたすらに淡々としていて、静かな大人向けの作品だった。アクションは最低限。
ストーリーも結末も納得がいくしよくできていた。緩急を感じられなかったのはわざとそう作ったのだろうか。テンポのよいアクションを観たいなら向いていないかも知れない。

個人的に一番の見所は、ブルース・ウィリスでも、ブルースの青年時代を演じたジョゼフ・ゴードン=レヴィットでもなく、シド役の子役ピアース・ガノン。
サイコキネシスを発動させた時や、ヤング・ジョーの想像の中で母親を殺され裏社会へと進んでゆく時の表情にぞっとした。この子供がレインメーカーとなり、未来の社会を牛耳ると理解するには十分すぎる。本当に怖い。
この先も芝居を続けてほしい。大人になった彼が、どんな演技をするのか観てみたい。

JGLをスクリーンで観たいというのが映画館へ行った動機のひとつだったせど、ヤング・ジョーなJGLはかわいさが全然なかったので、かわいいJGLを観るなら断然(500)日のサマーを薦める。