港を左手に眺めながら、東へ自転車を走らせると景色がひらけて、浦富海岸が広がる。
高い建物などなく、視界いっぱいの空と海と砂浜。合間に崖というか岩というか。海岸に着く頃には雨もすっかり止んで、青空と大きな雲を見られてよかった。
波はそれほど高くないけれど、他になんの音もしないので波音が耳に残る。
この謎の東屋? は、遙と真琴の通学路の途中にあるので、夕立の雨宿りに使うところを想像したり。
あるいは夏の部活帰りにアイスを食べたり、と思ったけれど、岩鳶高校からここまでの間にアイスを買うようなお店はなかったような。